「【臨時ニュース】新作、発表します」#00122005/03/13 00:00:00

ナマの舞台情報を。
この春、3つの公演に関わっていて、そのうちひとつはもう終わってしまった。
終わってしまった公演『異形の愛』が非常に良いもので、にもかかわらず
事前の宣伝不足&平日火曜日1回こっきりの上演というスタイルのため、ごく
少ないお客さんにしか見ていただけず、大変もったいないことをしてしまった。
「これではいかん!」というので、あわてての新作情報をアップします。
ひとつは
●tea for twoという劇団の『ヒットパレード』vol.6
 【日時】2005年3月16日(水) 18:30~/20:00~
 【会場】明大前キッド・アイラック・アート・ホール
 【料金】完全予約制 \1500(2005/2/25前売開始)
(詳細は http://homepage3.nifty.com/teafortwo/hitparade/hitparade6.html )
に、脚本を提供します。
これは" 1h theater"と呼ばれる上演時間1時間の企画公演で、その中でも
『ヒットパレード』は2話~4話くらいのオムニバス型式なので、
「お芝居なんて見たことがない」と言うビギナーの方から、
「芝居は好きだけど忙しくて観に行く時間がない」という方まで
お楽しみいただける公演です。
ちょっと笑えてちょっと泣ける、誰かの人生の一瞬をのぞき見る。
そんな感覚の舞台です。往年の名曲が華を添えます。今回は
「青春の影」(チューリップ)
「卒業写真」(ハイ・ファイ・セット)
♪secret number(当日のお楽しみ)
の3曲。ぼくは「青春の影」で一本書きました。面白いですよ。
     *     *     *
もうひとつは先ほど書いた『異形の愛』の流れで
●阿部一徳の ちょっといい話 してあげるvol.4
 『ぼくは747を食べてる人を知っています』with若林充(アコーディオン)
 【日時】2005年4月12日(火) 19:30~
 【会場】ザムザ阿佐谷
 【料金】前売4,000円/当日4,300円
(詳細は
http://www.laputa-jp.com/zdata/data/samsa/050412.html )
小説をまるごとセリフとして入れてしまって、生の演奏とともに語り聞かせる
というスタイルのシリーズ企画(決して朗読ではないので誤解のなきよう)。
ある意味「ものがたる」という行為の原点に立ち返ったスタイルでありながら、
2005年のいま見るものとして非常に斬新でエキサイティングです。
語り手の阿部一徳が惚れ込んだ小説はいずれも奇想に満ちていて、日常的に
凝り固まった頭を心地よくシャッフルしてくれます。見終わった時には必ず
「面白い話を聞いた!」という感想だけでなく、きっと「すごいことに気づ
いてしまった!」とか、「自分の想像力って思っていた以上にすごい!」と
いうような不思議な興奮に包まれていることでしょう。
いずれも何年も経ってから「2005年にはもう観ていたもんね」と人に自慢
できるようなタイプの公演です。数年後のヒット企画を先取りしたい方は
いまのうちにぜひ。