mixiでの展開についての解説-32007/07/01 07:03:22

2005年12月1日。
半年間続けた「公開ネタ帳のほぼ連日更新」が第2フェーズに入る。

●仕事上、ミニストーリーを書く準備をしていた。
●バリー・ユアグローの『ケータイ・ストーリーズ』を読んだ。
●コラム的なものを半年続けて、創作にも力を入れたくなった。
などいくつかの要因が絡み合ってのことだったが、その日の日記を見ると、
毎日何かを書くつもりがあったらしいことがわかる。

けれど、その日記に
“『こんなお題で書いてみろ」みたいなリクエストもお受けします。噺家の三題噺みたいのも面白そう。リクエストものについては、書けたらここでアップしていきます。そこそこの出来でもアップします。筋トレみたいなものなので、とにかくどんどん書いていこうと思ってます。オーダー、お気軽にどうぞ。”
と記したことが、結果的に幸いした。

同じ日記に対してすぐさまレスが付き「カーテン」「リモコン」「駅のホーム」「鈴木さん」というオーダーが届き、以来、オーダーが途切れることはなく、そのまま現在に至っている。12月2日からアップし始め、最初の21日間は文字通り連日更新、12月31日までの30日間で28編をアップするというハイペースでスタートした。最初の100編を書き上げるまでに126日間費やしたが、なんにせよ我ながら呆れる苦行であった。

その過程の中で、この試みは当初の腹づもりとは別に、単なる個人作業ではなく、注文を出す人、書くぼく、読む人がいろいろなカタチで参加する、一種のネットイベントとなって行く。それを感じ取って、開始から半月ほど経ったところで“みなさまから頂いた「お題」をもとに1日1作品ペースで超短篇小説を書き上げてどんどんアップするというアクロバティックな(無謀なとも言う)企画”と定義し直し、これを「Sudden Fiction Project」と呼ぶことにしたのである。

SFP挑戦者を募集2007/07/06 07:41:45

mixiで書き続けているSudden Fiction Projectは、
現在190編に達し、まもなく終了の予定。
そちらが終わったら、いよいよこのブログを本格的に稼働させよう。
と、考えているのだが、まだなかなか心が決まらない。

ぼくがmixiで発表した200編のリライト版を載せるのは、
(当面は最初の100編のアップを考えているが、これも未定)
たぶんそれだけでもものすごく面白い読み物だろう。
でも、やはりSFPの醍醐味は、お題を出してくれた人がいて、
それに応えて作品を書いて、ある種の共同作業をすることにある。

という意味では、既存の200編ではこのワクワク感は味わえない。
そう考えると、ここに100編なり何なりを発表するというのは
本来のSFP体験ではなく、その「ショーケース」ということになる。

では、何のためのショーケースなのか。

と、考えたところで表題に書いた「SFP挑戦者を募集」にたどり着いた。
「あなたも挑戦してみませんか?」というサンプルとして紹介するのだ。
ネット上のイベントとして。

書き手にとっても、お題を出して作品を手にした人にとっても、
Sudden Fiction好きにとっても、間違いなく刺激と興奮に満ちたものに
なるのはもう実証済みである。これをぼくだけのものにしておく手はない。

さあさあ。あなたも挑戦してみませんか?

そう考えると、ぼくの作品をいきなり発表してしまうよりも、
まず「お題」を先行して公開するのがいいかもしれない。
変にイメージを限定して、お題の広がりを失うといけないから。

そしてどなたかの作品が出てきたら(コメントいただくのでも、
トラックバックしていただくのでもOK)、初めてぼくも作品を公開する。
そんな流れはどうだろう?

挑戦したい人はいるのだろうか?

とりあえずの更新2007/07/18 01:02:28

懐かしい知人がここを訪ね当ててくれたと知ったので
(あなたのことですよ、検索マスター準一級のあ・な・た)
慌てて久々に更新することにする。

ここを立ち上げた時には半日後にはGoogleで「sudden fiction project」と
入れて検索すると、何と1位にヒットしていたのに、いまや全く影も形もない。
よくここを見つけたな、と感心してしまう。

ということで未来の装幀担当者さん、どうぞ知恵を貸してください。
mixi外での展開はどうあれば楽しいことになりそうだと思いますか?
そして、ぼくはどうすれば書籍化を実現できると思いますか?

未来の担当編集者さんも募集しなくっちゃ。

mixiでちょっとつまづいていて200編達成が先に延びています。
終了と同時にこちらではお題をぞろぞろ出し始める予定なので、
関心のある方はRSSとかブックマークとかご都合に合わせて設定して
心静かにお待ちください。